冬キャンプのことをあれこれ考えていたら思い出した怖い話

寒い季節にキャンプに行くなんて 以前は考えたこともありませんでした。

なぜなら 以前は雪国 北海道に住んでいたからです。

暖房系ギアをかき集めたところで

一歩間違えれば「凍死」してしまうような寒い地方に住んでました。(ちょっと大げさでした。言ってみたかった。反省)

でも冬のワカサギ釣りのテント内で亡くなる方は1~2年に何人かいましたね。

そういえば一酸化炭素中毒事故で思い出した話があるので

今回はそのお話を。

北海道のとある地方。あたりが一面深い闇に包まれた雪深い冬。

湖上釣りでの実話です。

私の夫と友人が冬に氷上で釣用テントを張り、豆炭ストーブをつけコマイワカサギ釣りをしていると

急に「ザザー、ザザー」と釣り具を載せたそりを引く音が近づいてくるのが聞こえてきたそうです。

そして明らかに自分たちのテントの近くで釣りの準備を始める音が聞こえてきました。

夫は「あー、また誰か釣りに来たんだなぁ。」と思っていました。

それでもなんだか ざわざわと胸騒ぎを覚えながら

寒さを少しでも和らげるために豆炭ストーブで熱燗にした日本酒を飲みながら釣りを楽しんでいました。

お酒を飲んでいればトイレも近くなるようで、テントから出て用を足していると

先ほど聞こえてきたはずの釣り客のテントがどこにも見当たりません。

それどころか そりを引いてきたはずの跡も、釣り客の姿さえありません。

背筋に不気味な冷たさを感じながら、慌てて自分たちのテントに戻りました。

友人も夫と入れ替わるように用を足しに外へ。

友人が早々とテントに戻ってきます。

お互いに薄気味悪さを感じつつ、「もうそんなに釣れないし、そろそろ帰ろうか。」「そうだね。」

と短い会話を交わし、二人とも急いでテントの撤収作業を終え

そりに道具を積み込み、急いで湖上を後にしました。

ようやく車にたどり着き、荷物を積み込み、近くのコンビニまで友人が車を走らせます。

コンビニに着いてからようやく先ほどのことを二人で確認しあいました。

「確実に音がしたよね?」

「聞こえたの自分だけじゃないよね?」

「トイレに行ったら誰もいなかったよ。」

「あれ、前にあの辺で一酸化炭素中毒の事故あったよね」

「・・・・・・・・・・。」

知る由もありませんが、亡くなった後も釣りを楽しみに来たのでしょうか?

それともあそこで何度も亡くなる前までの事をリプレイしているのでしょうか?

皆さんもそうならないように

テント内で一酸化炭素の発生するような器具を使用する際には

一酸化炭素警報機を必ずご用意してください。

警報機も使用する前に電池が残っているかなど、ちゃんと点検してから使用してくださいね。

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私の友人家族が先日キャンプに行きましたが、

一酸化炭素警報機が壊れているのを知っていながら、ストーブをつけたまま就寝すると言っていました。

まぁ今回は無事でしたが、私の忠告はあまり心に届かなかったようです。

少しでも不幸な事故が起こりませんように。

実はこの話、2011年3月11日に起こりました。

以上、冬キャンプのことをあれこれ考えていたら思い出した怖い話 でした。

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