先ほど食器を洗っていたら たまたま目に入った食器用洗剤の「用途」の欄。
なんと「野菜・果物・調理用具用、スポンジ・プラスチック製まな板(除菌)」と書いてありました。
「野菜専用の洗剤」は見た事はありましたが
いつも使っている「普通の食器用洗剤」も洗えるとは衝撃的でした。
ご存知でしたでしょうか?
でも本当に洗っている人っているんだろうか?と思って調べてみました。
日本国内の石けんや洗剤を製造・販売する企業が会員となっている「日本石鹸洗剤工業会」のサイトによると、
台所用洗剤が登場した頃に、そもそもが「野菜や果物も洗える」ことがセールスポイントだったそうです。
◆野菜や果物も洗える
昭和30年代の初め頃から登場した台所用洗剤は、食生活の洋風化が進んで油汚れが増えるなど、水洗いだけではきれいに洗えなくなった食器を洗う洗剤として普及しました。また、野菜や果物も洗えるというのが、大きな訴求ポイントでもありました。当時は、野菜や果物についた回虫の卵や農薬なども、台所用洗剤で洗えばきれいになり安心できるという、食生活の衛生上からの役割も大きかったのです。
今現在でも 中国や東南アジアでは残留農薬の除去のために台所洗剤で野菜や果物を洗う習慣があるそうです。
野菜・果物も洗えるのは”限られた”中性洗剤
どんな食器用洗剤でも洗えるわけではないのです。
そして中性洗剤だからと言ってすべての中性洗剤が適しているわけではないのです。
インターネットの情報だけを鵜吞みにせず
きちんと洗剤に記載されている「用途」を確認してから使用してください。
下記に一部メーカーで野菜・果物を洗える洗剤について記載のあるページのリンクを貼っておきます。
花王株式会社 製品Q&A 野菜・果物を洗うのに使えるの?
我が家の洗剤にはこのように記載されています。
使用法は?どんな野菜・果物を洗う?
たとえば土がついているジャガイモやサツマイモなどの根菜類・ブドウの房などは食器用洗剤できれいに汚れが落ちるそう。
ただし使用上の注意をよく読んで使用してください。
製品には以下のような注意書きがあります。
●野菜・果物を洗う時は5分以上つけたままにしない。
●流水の場合、食器及び調理用具は5秒以上、野菜・果物は30秒以上、ため水の場合は水をかえて2回以上すすぐ。
野菜用洗剤も販売されている
残留農薬やワックスなどの有害物質を除去したり野菜の鮮度が長持ちさせる目的で「野菜専用洗剤」や、「哺乳瓶と野菜が洗える」洗剤などの「主目的が野菜・果物の洗浄」の洗剤が販売されています。
小さなお子様がいるご家庭や、洗剤や農薬に敏感な方が使用されているようです。
そういった商品のレビューには「トンデモ科学」が紛れていることもありますのでご注意ください。
私も今度から、ジャガイモやサツマイモを皮付きのまま料理をするときやレンコンは泥を落として綺麗にするためにも「食器用洗剤」で洗ってみようと思います。
ゴボウは皮も一緒に剥けちゃうので洗剤が染みたら嫌なので、ちょっとやめときます。
以上、目からウロコ!食器用洗剤は野菜と果物も洗える!でした。