日本では風邪や胃腸炎のときの食事は「お粥」というのが定番メニューですね。
お粥もアレンジ次第で色んな味を楽しめることができます。
病気の時に味を楽しむことは無理かもしれませんが…。
お粥はホーロー鍋で作ると美味しく感じる不思議。
まあそれは置いておいて、病人食を作る側としては病気のたびに毎回同じメニューでは飽きますよね。
ということで、海外の病人食・風邪の時の料理や飲み物を調べてみました。
アメリカ
アメリカでは骨付き肉のチキンスープだそうです。
チキンスープには抗炎症作用があり抵抗力を上げると伝えられているそうです。
缶詰メーカーのキャンベルやハインツにもチキンスープがありますね。
作る余裕が無いなら骨付き肉だけ買ってきてキャンベルのスープに入れちゃえばお手軽です。
イギリス
ameblo.jp 玉ねぎがとろけて美味しそうです。
イギリスではその時食べたいもの(アイスクリームとかトーストとか)を食べるそうです。その他はアメリカのようにチキンスープを作る家庭が多いそうです。
風邪の引き初めには「レムシップ」というレモンと砂糖の入った粉をお湯で割って飲むそうです。あとはココアが定番だそうですよ。
ドイツ
ドイツでは風邪のひき始めもひいてからも「ハーブ」療法が重要だそうです。
薬に頼らずひたすらハーブティーを飲んで過ごす人が多いのだとか。
ドラッグストアでのみ販売されているハーブティーもあるそうです。日本で言うところの漢方薬ってところでしょうか。
料理はやはり「チキンスープ」。骨付きチキンを丸ごと煮て、だしをとったら身をほぐして野菜と一緒にくたくたになるまで煮るそうです。そして風邪が治るまで飲み続けるのだとか。
イタリア
風邪のひき始めは「サルビア&レモン」のハーブティーを飲むそうです。「サルビア」はハーブのセージの一種だそうで、セージの葉を数枚とレモン汁とはちみつや砂糖にお湯を注いだものを飲むそうです。他には「ヴィン・ブルレ」という赤ワインに数種のスパイスとフルーツと砂糖を入れて煮込んだものを熱々のまま飲むそうです。
料理はやはりイタリア的です「〇〇・イン・ビアンコ」(○○にはリーゾやパスタが入ります)。イタリア式おかゆとでもいうべきか、パスタやイタリア米を茹でて水気を切ったものにオリーブオイルとパルミジャーノチーズをかけたものです。
インド
やはりハーブティーを飲む習慣があるようです。「トゥルシーティー」と呼ばれていてインド人大好きトゥルシーという(英語名でHolybasil)ハーブのお茶を飲むそうです。
「ジンジャー&レモンティー」もよく飲まれるそうです。インドでは料理には黒砂糖を使用するそうです。なんでも白砂糖は体を冷やすと言われているのだとか。
食べ物は「カレー」かと思いきやでんぷん質NG、オイルNGの「野菜スープ」だそうです。風邪をひいている間はとにかく消化吸収の妨げにならない優しい食事を摂るそうです。
インドと言えば「アーユルヴェーダ」。インドの伝統医学ですね。
その「アーユルヴェーダ」で欠かせない植物「アムラ」を食べるそうです。「アムラは看護師さん」と言われるほど万能な植物だそうでアンチエイジングや抜け毛や脳の活性化や目の疲れなどなどに効くそうです。アムラ配合のサプリやヘアケア商品などが日本でも販売されているようです。
ということで海外5か国の風邪のときの料理をご紹介してきましたが、西洋文化圏ではそれぞれの国によってハーブを追加したりなど、味付けは様々ですが「チキンスープ」が圧倒的多数を占めますね。
チキンスープはにんにく・しょうがを多めに入れて、コンソメではなく醤油を入れると「あら不思議」ラーメンのスープにもなっちゃたりして。
以上、海外の風邪の時の料理。お粥に飽きたらこれはいかが?でした。
ちなみに私は今日、インフルエンザA型に罹患した夫のリクエストで「ミネストローネ」を作りました。高熱なのに食欲はあるようです。
ミネストローネを作るときは「カゴメの基本のトマトソース」があると時短で美味しく作れます。