【冬キャンプのすすめ】冬キャンプのテントや必需品は?電気毛布いる?ストーブどうする?にお答えします

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冬キャンプの焚き火は本当に気持ちがいい。

深呼吸をすると肺の奥にツーンと刺さるような冬キャンプの朝の空気。

そんな冬キャンプの魅力に気がつき始めたあなた。

今回の記事は「冬キャンプってどんなものが必要なの?」「暖房器具はどうしてる?」「冬キャンプにも挑戦してみたいなあ」と思っている方向けの優しい内容です。(初稿2019.10.17 追記・編集2020.11.12)

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冬キャンプの魅力とは

ふもとっぱらキャンプ場 ダイヤモンド富士

私が感じる冬キャンプの魅力

  1. 冬の空気感(雪国出身者なので息を吸い込むと鼻の奥まで冷える冬の空気感が大好き)
  2. 冬ならではの静寂(利用者が少なく静か)
  3. 焚き火が気持ちいい・ありがたく感じる
  4. 冬ならではキャンプ飯(キャンプで鍋やおでんが楽しめる)
  5. 場合によっては雪中キャンプもできる!

これまでの季節とは違った体験ができるのが冬キャンプ。何も難しいことをしよう!という訳ではありません。手持ちのアイテムにいくつか必要なものを足すだけで冬キャンプに移行できる方がほとんど。

冬キャンプのデメリット

冬キャンプ

冬キャンプはいいことばかりではありません。

  1. 寒さ対策が必須なのでとにかく荷物が増える(冬用シュラフ、電気毛布、場合によってはポータブル電源、ストーブ、衣類もかさばる)
  2. 灯油ストーブの給油がイヤ(手に臭いがつき、手に油がつくと手荒れの原因にも)
  3. トイレ寒い
  4. 食器洗うのが辛い(お湯が使えるキャンプ場は決して豊富ではない)

と、冬キャンプのデメリットを挙げると色々ありますね。

冬キャンプ テント
2017年4月静岡県裾野市 富士山5合目あたりのキャンプ場ぐりんぱにて設営途中

それでも冬キャンプに行きたい!という方はぜひこれより先にお進みください。

そんな面倒な感じなら冬キャンプはまだいいかな、と思った方も今後の参考にどうぞ先をお読みください。

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冬キャンプの道具。何が必要?

冬キャンプのテント内
2019年2月 冬キャンプのテント内(ストーブは2台)

こだわれば色々と奥深い道具がたくさんあるのですが、今回はファミリー向けの扱いやすい我が家も使用している道具を中心にご紹介します。

我が家ではこれからご紹介する道具で毎年冬キャンプに行っています。特に扱いが難しかったり、入手しにくいものはありませんので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

テントはオールシーズン同じもの!

冬キャンプ テント

冬キャンプに行くからといってわざわざコットンテントを新調する必要も、テントを買い替える必要もありません。コットンテントは夏は涼しく、冬は暖かい空気を逃さないと言われていますが、大体のキャンプ用テントはオールシーズン使用できるものばかり。

我が家がオールシーズン使用しているテントは、スノーピークのランドロック(ツールームテント)です。ランドロックは夏涼しく、冬暖かく、テント上部に換気口が付いており、ファミリーキャンパーにとって本当に使い勝手のいい快適空間を生み出してくれるオールシーズンテントです。

あえて言うならば、テントの裾についているスカートが無いものは冷気がテント内にガンガン入ってくるので寒いです・・・。

シュラフ

冬キャンプ シュラフ

シュラフ選びは本気で大事です。キャンプを始めたばかりは夏用シュラフ、冬用シュラフという認識がないこともあります。

冬キャンプに行かれる場合は絶対に冬用シュラフをご用意ください。

我が家は外気温が最低気温マイナス6度くらいまでのキャンプ経験しかありませんが、電気毛布+快適下限温度が0度〜3度のシュラフを使用しています。それでも寒いと感じることがあるので、最終的に服で調整することもあります。逆に暑いこともあるので、その際も服装で調整しています。

ストーブなどの暖房器具が必要

冬キャンプ ストーブ フジカハイペット

ガスストーブ、石油ストーブ、薪ストーブとたくさんありますが、我が家が屋外・テント前室で使用しているのは石油ストーブ(フジカハイペットとタクード)です。

フジカは反射板付きで主に暖取り用、タクードは暖取り兼調理用として使用しています。

テントの構造・形状にもよりますが、我が家では就寝部となるインナーテント内では石油ストーブは絶対に使用しません。

インナーテント内ではセラミックファンヒーターと電気毛布を使用しています。

セラミックファンヒーターは使用電力が大きいので、電源サイトを利用。電気毛布は消費電力が少ないのでポータブル電源で使用しています。

▼我が家が使用しているセラミックファンヒーターと電気毛布

 

 

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屋外での寒さ対策として小さなガスストーブを使っている方も多いですね。CB缶を使うタイプの小型のガスストーブは防災として用意しておいてもいいですね。

▼我が家が使用しているタクードストーブ

石油ストーブを用意すると必然的に灯油タンクも必要になるので荷物が増えます。

石油ストーブを使用する際は取り扱いに厳重注意。テント内の換気もこまめに!
石油ストーブを使用する際は一酸化炭素警報機を必ず使用してください。万が一、一つがダメになった時用に2台用意しておくことを強くおすすめいたします。

冬の燃料は灯油やガス液出しが強い

冬キャンプ バーナー 液出し
液出しタイプのバーナー(スノーピーク・ギガパワープレートバーナー)

調理器具やランタンなど何かしらの燃料を必要とする道具は、灯油やガス缶液出しで使用するタイプが寒さにも強く非常に便利です。

寒い季節になるとガスを使用するバーナーやランタンなどは着きが悪くなったり、パワーがかなり落ちます。気化式だと寒冷期はガス圧が下がってしまうためです。

ただし、ガスでも液出しがおすすめ。液出しだとガスが液体のまま取り出せるので、寒くてつかないなどのトラブルがないのが特徴です。季節問わず年中使えます。

我が家では冬の間、灯油を使用するランタン(ケロシンランタン)、灯油ストーブ、ガス液出しタイプのバーナーを使用しています。

インナーと靴下、暖かい靴

冬キャンプで大切なのは重ね着と足元の冷え対策です。特に女性は足元から冷えを感じやすいので厚手の靴下、モコモコした暖かいブーツなどで対策するのがおすすめ。キャンバス地の靴だと霜や露でびしょ濡れになるのでご注意ください。

裏起毛の暖かウェアは確かにとても暖かいのですが、汗をかいた後に肌への刺激になりやすく、痒みを感じたりかぶれたりするケースも。

肌が弱い方は肌への刺激が少ないタイプを選ぶのもポイントです。

実はアウトドアメーカーから販売されている秋冬用ベストが秋から春にかけての長期間使用できる優秀な防寒アイテムだったりします(パタゴニアのフード付きボアベストが私のお気に入り!)。

背中、腰、首筋が暖かいと袖がなくてもかなり暖かく、袖口がもたつかないので作業もしやすくおすすめです。

▼冬の服装はこちらの記事内で記載の10月下旬頃の服装が基本になってきます。

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あると便利なポータブル電源

ポータブル電源 パワーアーク
愛用のポータブル電源PowerArQ

我が家では割と年中通してキャンプに持っていくのがポータブル電源。

電源サイトが確保できれば必要ないのかもしれませんが、スマホの充電やLEDランタンの充電、その他、エジソンリビングライトの電源として持っていると何かと便利です。

メインの利用としては夏は扇風機、冬は電気毛布を動かしています。

大容量のポータブル電源が一つあるだけで安心感が全然違うので、もしも気になっているなら買っても損はない代物。防災グッズにもなるので安心です。

▼ポータブル電源パワーアーク使用レポはこちら

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パワーアーク power arc ポータブル電源 冬キャンプ 電気毛布

用意する道具は多いけど、冬キャンプは楽しい!

冬キャンプ 

石油ストーブ、灯油携行缶、かさばる冬服、大きな冬用シュラフ(ダウンシュラフは小さくて暖かいけど高価)、電気毛布にポータブル電源・・・・と冬キャンプは荷物が圧倒的に増えますが、それでも冬キャンプに行きたくなる理由がたくさんです。

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冬キャンプは焚き火が楽しい

冬キャンプ 焚き火

子どもにとっても冬キャンプというのは非日常感がたっぷり。

焚き火もいつもよりずっとずっと楽しい!と早起きして焚き火をする次男。

こういう経験はキャンプだからこそ体験できることですね。

冬のキャンプ飯が美味しい

冬キャンプ キャンプ飯
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コロダッチで焼きりんご
ストーブの上で焼きりんご

冬キャンプは鍋やすき焼きはもちろん、ホット系おつまみもおいしい季節。

テント内にこもって美味しいものを作る時間も楽しかったりします。

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冬キャンプは時間がゆっくり流れるのも特徴

冬キャンプ 焚き火

冬キャンプのいいところをいくつか挙げてきましたが、特徴的なのが「時間がゆっくり流れる」と感じることではないでしょうか。

現代を忙しく働く大人にとって、毎日家事育児に疲れているママさんも、勉強やスポーツを頑張るお子さんも、冬キャンプは素敵な癒しとなる体験。

ぜひあなたも今年から冬キャンプ始めてみませんか?

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