2018年8月。お盆休みの最盛期直前のこの日、北海道紋別郡遠軽町にある「丸瀬布いこいの森オートキャンプ場」にやってきました。
このキャンプ場、おそらく北海道トップレベルで「遊び」が充実がしたキャンプ場です。
温泉があり、川で水遊びができ、ゴーカートも乗れるし、面白い自転車もたくさんあり、公園遊具もあり、本物のSLも乗れるという「超ミラクルスーパーファミリー向けのキャンプ場」東京へ引っ越す前は年に数回利用するほど大好きなキャンプ場の一つでした。
2016年の豪雨被害によりキャンプ場内にたくさんの土砂が流れ込み、キャンプ場の大部分が大きな被害を受けました。
そのため一部のエリアが使用できなかったほか、多くの遊具も使用ができない期間があったのですが、2018年7月21日よりほぼ全面復旧(まだ復旧していないエリアあり)。
復旧後の場内をご紹介するには、ちょうどいいタイミングで利用することができました。
それでは少しばかり長くなってしまいますが、主に写真をメインで復旧した場内の様子などをご紹介したいと思います。
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遊びが充実!丸瀬布いこいの森オートキャンプ場
水遊び、釣り、SL乗車、ゴーカート、昆虫とどんな子どもでも満足できる遊びが充実した「丸瀬布いこいの森オートキャンプ場」。
ここに来るなら一泊だと遊びきれません。ぜひ連泊をオススメしたいと思います。
丸瀬布いこいの森オートキャンプ場 基本情報
このキャンプ場は民営ではなく町営です。
公式HP
遠軽町ホームページ 遊ぶ・学ぶ 観光施設 丸瀬布森林公園いこいの森
営業期間
4月下旬〜10月中旬
住所
北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利80番地
予約
電話のみ
【平日】丸瀬布総合支所産業課農林商工観光担当 電話:0158-47-2213
【土・日・祝日】郷土資料館 電話:0158-47-2466
予約状況確認
カーナビ設定
キャンプ場が出てこなければ「丸瀬布昆虫生態館」もしくは「郷土資料館の電話番号」を入力
チェックイン・アウト
チェックイン:13時〜
チェックアウト:〜11時(バンガローも同じ)
クレジットカード
利用不可
設備
ウォシュレット付きトイレ、洗濯機(1回200円)、乾燥機(1回200円)、シャワー(10分200円)、キャンプ場から徒歩圏内に大浴場の温泉施設あり
ゴミ
受付時に「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」の専用袋を購入
空き缶、空き瓶、ペットボトルは分別して無料回収
レンタル
BBQコンロ(200円)、寝袋(200円)、電気ストーブ(500円)
販売
ロックアイス、板氷、薪(よく乾燥したいい薪が400円)、ちょっとしたお土産物、自動販売機(アルコールなし)
近隣のお店
セイコーマート丸瀬布店 車で約10分
ここではコンビニにある基本的なものはもちろん、店内製造のお弁当、ちょっとしたBBQ用のお肉やお魚が冷凍パックで販売されています。
場内マップ
料金
内訳は写真で確認いただければと思いますが、大人二人+小学生二人+幼児一人 5人用コテージ利用で4600円でした。
もう少し大きいコテージを利用したかったのですが、夏休み時期でお盆直前ということもあり予約でいっぱいでした。残念。
丸瀬布いこいの森オートキャンプ場 場内の様子
お待たせしました。それでは一気に場内の様子をご紹介したいと思います。
川を渡るとキャンプ場です
川に架かった橋を渡った先がキャンプ場です。
バンガロー群
写真左側が6人用テラス付きバンガロー。右側が5人用〜6人用バンガローが立ち並ぶ。
5人用バンガロー
シュラフはレンタルしました。
室内はそれほど広くありませんが、天井が高いので圧迫感はありませんでした。
窓も多く、室内は明るいです。
カラスの注意文が貼られていますが、キツネにも要注意です。
夜になると大勢の人がいようとも場内をうろつき、人気のないサイトの食べ物を本気で狙いにきます。一度狙うとしつこいです。
電源ありオートサイト
ごめんなさい。利用者が多く、全体の様子を写真に収めることを躊躇してしまいました。
が、駐車スペースは舗装されており、芝生のサイトであることはおわかりいただけますでしょうか。
電源つきオートサイトの一区画は文句なしに広かったように思います。
川沿いのフリーサイト
写真の奥に見えるテントや車が並んでいる場所が川沿いのフリーサイトです。
川沿いのフリーサイトは目の前が川すぐ遊べる川なので人気が高く、受付時間よりも少し早めに来て待機しておくと確保しやすいそうです。
敷地が広いので炊事場までが遠いのですが、川沿いフリーサイトなら比較的炊事場に近いサイトの確保が可能です。
第1オートサイト、フリーサイトは林間サイト
基本的にキャンプ場全体にこのように木が生えています。
暑い夏はちょうどいい木陰ができるのですが、カラスが休むのにも丁度いい木のようで、食べ物を出したまま少しでもサイトを離れるとカラスたちが一気に食べ物を狙ってきます。カラスに要注意です。
丸瀬布に生えている樹木の説明書き。本州の林とはまた違った雰囲気です。
丸瀬布にはこんな動物たちが住んでいます。
まあ、丸瀬布だけでなく、北海道全体にこんな動物が住んでいます。ナキウサギは生息地が限定されます。
センターハウス
写真右側に見える木造の建物がセンターハウス。写真左側が第2オートサイト側になります。
通常期はこのセンターハウスで受付となりますが、お盆時期のような混雑期はキャンプ場の道路を挟んだ反対側の駐車場(温泉施設側)で受付をしてからの入場になります。
センターハウス内には、薪などの販売、レンタル品の受け渡し、自動販売機、洗濯機、シャワールーム、トイレがあります。
センターハウス内で売られている薪はこんな感じです。これでひと束400円は安いです。北海道価格?
トイレ
トイレ設備自体が立派な建物です。
中は基本的にとても清潔です。利用者が多い時期は汚れがちですが、仕方ないですね。
自動販売機
自動販売機はセンターハウス内のほか、炊事場などの近くに設置されています。
ジャブジャブ池
私が小さい頃からある注意書きのような気がします・・・。
本流は当然流れが急な場所もありますので、 川遊びの際は十分お気をつけください。
こんな風に小さい子供でも安心して遊べるほどの水量に調整された場所があります。
が、川なので増水時などは利用しないなど、細心の注意を払うようお気をつけください。
遊具
バッテリーカー
幼稚園児くらいまでの子用の遊具。1回100円。
消防車、救急車、パトカーがありました。
ふわふわドーム
これはどこに行っても人気の遊具ですね。お金もかかりませんし。
ローラースケート
1時間300円。
この黄色い柵のあたりがローラースケート場です。
みんな大好きゴーカート
2016年の豪雨災害で流されてしまったのか、めちゃめちゃ新品のゴーカートに生まれ変わっていました。
2台しかないので混みます。
ゴーカートのコースも整備されたばかりで綺麗です。
軌道用自転車
大人500円。4歳から中学生まで250円。
SLと同じ料金です。
SLと同じレールの上をペダルを漕いで進む自転車です。自転車と侮るなかれ、けっこうワクワクするほどのスピードが出ていました。
SL雨宮号
大人500円。4歳から中学生まで250円。
キャンプ場内をSLが走ります。今回私たちが宿泊したバンガローのすぐそばも走りました。
この町が林業で栄えていた頃、木材を積み運ぶのに実際に使用したSLがキャンプ場内を走ります。
昆虫生態館
キャンプ場内から徒歩で行ける距離、キャンプ場入口の橋を渡ると左手に昆虫生態館があります。
橋にはSLが描かれています。後ろに材木を積んでいますね。
昆虫飼育館・食草ハウス
特に中への案内は出ていませんが、おそらく立ち入り禁止かと思います。
昆虫の家
地元の小学生たちが学校授業の一環として昆虫を育ているのでしょうか。
それぞれの棚にネームプレートがありました。
本館内
ここ丸瀬布の昆虫生態館は、哀川翔さんのカブトムシがいることで有名です。
特設コーナーも設けられています。
カブトムシの戦い
サケの稚魚
ミツバチの生態観察
ミズカマキリ
エゾアカガエル
私には馴染み深いカエルです。
タガメ
両肢をカーッと広げて、同じ水槽内を泳ぐサケの稚魚?をじーっと待っています。
エゾサンショウウオ
今では北海道内でも観察できる地域が減ってきているそうです。
私が子どもの頃は小さな沢に卵がたくさんありました。
チョウの広場
温室内にはチョウのほか、熱帯植物が生えていました。
その他
子グマの剥製。
北海道では黒曜石のことを「十勝石」と呼んでいましたが、正確には「黒曜石」です。
子どもの頃、エミューの卵ほどの大きさの十勝石とか見つけたりして遊んだ記憶があります。
番外編
北海道に帰省中、お天気が良かったのはこの日まで。
この日を境にずーっと雨でした。
8月12日の最高気温は23度。東京の暑さでやられていた私にはオアシス!
そして北海道定番の「豚串」。これキャンプ場近く(近くと言っても約9km離れている)のセイコーマートで売ってるんですよ!驚きです。
ゆるキャン△にも出てきた豚串丼なるものに挑戦。
ご飯の上に焼いた豚串をのせ、焼肉のタレをかける。見た目悪いけど絶品!!
あとは適当に焼きおにぎり焼いたり・・・
いつもの事ですが、手のこんだ料理は基本的にしません。だってズボラだから。
そして夜はもちろん焚き火。
あっという間に1日が過ぎてしまいましたが、とても癒された充実した1日となりました。
キャンプ場向かいには温泉施設もあるのですが、お盆前の混雑期に温泉なんて行ったら絶対大変!芋洗状態確実な気がして利用しませんでした。
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最後に
「丸瀬布いこいの森オートキャンプ場」はファミリーにはぴったりの素敵なキャンプ場です。
1日だけでは遊び尽くせませんので、利用するなら連泊がオススメです。あるいは延長利用も。
混雑期の延長利用の裏技として、チェックアウト時間頃になったら、フリーサイトを物色して気に入った空いているところに駐車。そして再度キャンプ場の受付に「別の場所をチェックアウトしたけれど、もうフリーサイトに車を入れたのでデイキャンプの受付をしたい」と伝えればいいそうです。キャンプ場関係者が他のキャンパーさんにそう説明していました。
必ずしも通用するかどうかはわかりませんが、裏技として覚えておいて損はないかもしれませんね!
北海道、ありがとう!楽しいキャンプができました。