【ランドロックの冬キャンプとストーブ】スノーピーク・タクード使用レポ&人気ストーブと比較

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我が家の冬キャンプ必需品の石油ストーブ。

今回はスノーピークから発売されている石油ストーブ・煮炊き用こんろ「タクード」の使用レポートをお届けします。

コンパクトでありながら燃焼時間が長く、スノーピークのアイアングリルテーブル(以下IGT)にぴったり収まるストーブということで、IGTユーザーからの人気が高いストーブ。

そんなタクードについて、ランドロックとの親和性なども合わせてレポートしたいと思います。

(2018年11月28日初稿・2019年10月21日追記編集)

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スノーピーク・タクードの特徴とフジカ・レインボーとの比較は?

スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ
2019年6月初旬・山中湖にて

タクードは煮炊き用こんろ??

スノーピーク公式HPでタクードの商品説明を見ると「煮込み調理に適した高効率石油こんろ」となっています。

トヨトミレインボーと同じように輻射熱がほとんどなく、煮炊きに適した暖房器具という認識で大丈夫。

側面からではなく、上部の熱による対流によってテント内も温まるようになっています。

燃焼時間は約15時間

このコンパクトさでこれだけ長い時間燃焼してくれます。

他のストーブ(レインボー、フジカ)と比較してみましょう。

ストーブ名タンク容量出力燃焼時間
スノーピーク タクード3.1L2.15kW(1800kcal/h相当)最大15時間
トヨトミレインボー4.9L2.5kW最大20時間
フジカハイペット(整流リングなし・反射板付き)3.6L2.56kW最大12時間

燃料タンク容量はタクード3.1L

レインボー4.9L、フジカハイペット3.6Lから比べると少ないです。

これは本体の大きさに直結していますね。

圧倒的にタクードが小さいです。

出力はタクード2.15kW

レインボー2.5kW、フジカハイペット2.56kW。

この出力の差ですが、正直わかりません。

素人の肌感覚では、それほど大きな差が無いように思います。

燃焼時間はタクード約15時間

レインボー約20時間、フジカハイペット12時間。

他と比べると出力が小さいので、タンク容量の割に燃焼時間も長くなるのは当然です。

ですが、これだけのコンパクトさでありながら15時間の燃焼継続はすごい。

先日のキャンプではタクードをメイン使用しましたが、お昼頃から使用し、寝る前に一度6割くらい給油で朝までちゃんと持ちました。

スノーピーク・タクード(KH002-BK) を1シーズン使用した感想

風の影響をほとんど受けない

燃焼筒が黒い鉄板で覆われており、外からの影響を非常に受けにくい構造になっています。

風が強い日にも安心して使用することができますね。

冬キャンプでの煮炊きにバッチリ!

寒い冬にストーブの上で鍋をしたり、スープを作ったり、ふかし芋だってとっても簡単!煮炊きをするのにピッタリなストーブがタクードです。

スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ
タクードで蒸し芋
スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ
他社製五徳で熱からの高さを確保!写真は炙りポテチに黒瀬スパイスをかけました!
スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ
ストーブの天板から高さを取ることで、トーストの温めやピザパンを焼くこともできます。

石油ストーブの醍醐味ですね!

IGTに調理系ギアが整列で調理快適度グーンとUP!

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左から雪峰苑、ギガパワープレートバーナー、タクード

一番のウリはこれ「IGTにビルトインできること」

IGTにピッタリと収まるように設計されています。

煮炊き系アイテムを綺麗に並べて設置できるのは、キャンプでの調理導線が整い、あちこちと動き回ることなくほぼ不動で調理ができる快適さ。

キャンプでの調理快適度がグンとUPします。

IGTへの設置方法

ストーブ下の丸い受け皿をつけたままだとIGTの上部からセットすることはできません。テーブル下から入れて、上に持ち上げ、取手をフレームに掛けるようにしてセットします。

ストーブ下についている丸い受け皿を外すとIGTの真上からでもセットすることが可能になります。

ただしセットした後に受け皿をつけるのが少し面倒ではあります。ズボラか!

シンデレラフィットする2つの他社製五徳!

スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ
1つめは、クッカースタンド

このクッカースタンドですが「IGTとタクードのために作られたのではないだろうか」 と思うほどにピッタリです。ちょっと感動するほどでした。

風防付きとなしがありますが、他のクッカー系ストーブに使う際も風防付きの方がおすすめ。

高さも5〜6段階に調節できるので、好みの高さに調整できます。

我が家では鍋物の保温や、沸かしたお湯の保温、ちょっとした料理に使用しています。

例えば、朝のパンの温め、肉まんを温めたい時にもバッチリでした。一番高い位置で程よく温まり、いい焼き色がつきました。

IGTと一緒に使用する目的でのタクードを購入ならば、このクッカースタンドもあるととっても便利です。

2つめは七輪用として販売されている他社製の五徳です。

スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ
2つめは、七輪用として販売されている五徳

やかんでお湯を沸かしたり、鍋をする際にも安定感が増して便利です。

そして驚きなのがこちら。

スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ
なんとシェラカップもジャストフィット!

スノーピークのシェラカップなのですが、五徳にぴったりおさまるというミラクル!

食べかけの豚汁を軽く温めたり、冷めた飲み物を温め直したり・・・と色々使えます。

ランドロック内で安心して使用できる

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出典:スノーピーク公式商品ページより

このタクードはスノーピーク製のシェルター(リビシェルなど)・2ルームシェルター(ランドロックなど)に限り使用できると明記されています。
こうして明記されていることで、ランドロックのリビング部で安心して使用できました。

寝る際には念には念を入れ、ベンチレーション(ランドロックに付いている換気口)以外にも、窓を数カ所ほんの少しメッシュ部分を露出し、一酸化炭素警報機の動作確認をしてストーブを使用しました。

換気場所が多くても幕内は寒すぎない程度に保つことができ、快適にキャンプができました。

タクードとフジカの2台使いで幕内超快適!

本格的な寒さがやってくると、我が家では煮炊き用としてタクード、暖房用としてフジカハイペット、と2台を併用しています。

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タクードとフジカのダブル使い

スノーピーク タクード 冬キャンプ ストーブ

2ルームテントはやはりストーブ一台では物足りなく感じることもあります。特にこれからの真冬にはストーブ1台だと寒さ厳しく感じることがあるかも。

11月下旬の丹沢キャンプでは最低気温マイナス1度くらい。

夕方5時頃には6度を切り、夜9時過ぎには2度以下に。

そんな状況でタクードとフジカのダブル使いをしてみましたが、びっくりするほどぬっくぬく!!

テント内から一歩も出たくない、焚き火はリビング部でストーブにあたりながら家族がやっているのを遠目で眺めていればいいくらいの気持ちになっちゃいました。

テントへの出入りが多いファミリーキャンプでも、幕内は24度〜26度でした。

寝る前にタクードだけにしても幕内16度くらいと、外気温2度との差は一目瞭然。

タクードとセラミックファンヒーターという方法も!

石油ストーブ2台を持っていくのはちょっと・・・。という2ルームテントユーザーにおすすめなのが、タクードはリビング部で使用、セラミックファンヒーターをインナーテント部で使用する方法。

インナーテント部は下に敷くマットとシュラフをきちんと用意すれば、セラミックファンヒーターだけで十分暖かく過ごすことも可能です(気温など諸条件によります)。

11月下旬キャンプでは、電気毛布を使用せずセラミックファンヒーターだけで快適に過ごせました。

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まとめ

  • タクードはIGTとセット使用で快適度UP!
  • タクードにシンデレラフィットのクッカースタンドは買うべし!
  • タクードはテント内で使用できる対応シェルターが記載されているので安心感UP!

IGTを持っているならタクードは買って損なしのナイスアイテム。

ランドロックやリビシェルなど対応シェルターユーザーなら、前向きに購入検討する価値ありです。

キャンプが快適になると、もっともっとキャンプに行きたくなります。

ぜひタクードで快適なキャンプを手に入れてくださいね!

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