今回は千葉県南房総市にある、みかん狩りが楽しめる「オレンジ村オートキャンプ場」にやってきました。みかんやレモンなどの畑の中にあるキャンプ場。ちょうど山の南側に位置するため、冷たい北風を受けることがなく、年中を通して過ごしやすい環境。野鳥が多く飛び交い、キャンプ中にみかん狩りを楽しんだり、採れたてレモンでレモンティーを作ったりもできちゃいます。普段、なかなか体験することができないみかん狩りは大人も子どもも大満足でした。
それではキャンプレポート、どうぞ!
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オレンジ村オートキャンプ場 6つの魅力と注意点2つ
魅力1・夏は野菜、冬はみかんやレモン狩りができる
10月から5月頃までは柑橘類の収穫、6月から夏の間は夏野菜の収穫体験ができます。もちろん有料ではありますが、みかんやレモンは市場に出回っているものよりも甘いかも!子どもたちもとっても楽しそうにみかん畑を駆け回り、収穫しては食べ、食べては収穫をして、「この木のみかん甘い!」とお気に入りの木を見つけると、渡された袋にみかんをたくさん詰め込んで・・と大満足!
収穫体験をしなくても、管理棟前でレモンやみかんなどが販売されています。
魅力2・実はキャンプ場から海が見える!
みかん狩りをするような場所なので、山の中にあって海は見えないのかと思いきや、メインとなる第一キャンプ場からは海を見ることができます。海までは車で10分ほど。夏は海水浴を楽しんだ後の拠点にも便利な場所ですね。
魅力3・ひのきのお風呂が気持ちいい
FRPで防水加工されたひのきのお風呂。一見、ひのきのお風呂には見えませんが、ひのきのお風呂です。浴槽のふたがひのきで、入浴中はひのきの香りが漂います。それなりに年数が経っていることもあり、特別きれいと言い切れる感じではありませんが、オーナー手作りのひのき風呂を一度体験してみるのもいいですね!
お風呂の大きな窓からは海を眺めることもでき、景色がいいのも嬉しいです。でも暗くなると何も見えないので、もし景色も楽しみたいなら明るい時間帯の入浴がいいかもしれません。
魅力4・冬でも比較的暖かい!
寒波が来ていたりすると話は別ですが、ここのキャンプ場は山の南側に位置するため、つめたーい北風がキャンプ場に直撃することがありませんし、強い北風の心配も少なめです。今回を含めて2度利用させていただきましたが、千葉他のエリアが風速10m以上の北風予報が出ており、実際に街の方では風も冷たく強かったのに、キャンプ場ではほぼ無風に近く、キャンプをするのに特に苦労のない状況でした。
オーナーが言っていましたが「ここは年間を通して北風当たらないし、あったかいんだ〜」とのこと。寒そうだなぁ、風強いかなぁと当日のキャンプが心配になったら電話をして状況を尋ねてみるといいですね。「風なくて、あったかいよ〜」と教えてくれるかも。
魅力5・チェックインが早く、チェックアウトが遅い!
チェックイン9時、チェックアウト14時と嬉しい体制。撤収作業も遅くていいので、家族が多い私はとっても助かります。だいたいいつもレイトチェックアウトをしても14時くらいに撤収することが多いので、ありがたいサービス。
魅力6と注意点1・薪が無料なのはとっても嬉しいけど・・・
魅力でもあり、注意点でもある無料の薪。無料で使い放題だなんてそんな嬉しいことはありませんね!しかし、これが注意点でもあります。
なぜかというと、無料の薪は常に屋根のない雨晒しの状態で置かれているので、雨が降ると湿気ていて使い物にならないことも・・。また、廃材だったりもするので、長さ2m以上だったり、薄かったり、分厚かったりと形がまばらで、自分でいい大きさにしなければならない手間や、のこぎりなどの道具も必要です。斧よりのこぎりが便利です。無料なのはとてもありがたいのですが、思うようにいかないこともあります。
「じゃあ、キャンプ場で販売している薪を使いたい」と思われる方もいると思うのですが、キャンプ場では炭は販売していますが、薪の販売はありません。くれぐれもご注意ください。
注意点2・一部は道路の傾斜がきつく、車の底面を擦る可能性が・・・
何を隠そうサイト内侵入時に「ガリガリッ、ゴリゴリッ」と車の底を擦ったのは私です。上手に大回りできればいいのですが、キャンプ道具満載の通常仕様が車高低めトヨタのミニバンは擦りました。運転が下手なことも大きく影響していますし、乗り入れるサイトの位置にもよります。気をつけるべき場所は、管理棟上側のバンガローがあるエリアへの侵入です。本当にくれぐれもご注意ください。車は壊れませんが、心臓に悪い音がします。
キャンプ場内の様子
キャンプ場サイトマップ
キャンプ場手書きのマップを発見しましたのでご紹介。メインとなるのが第一キャンプ場です。
管理棟
管理棟はキャンプの受付だけでなく、みかん狩りに来た方の受付も行っています。
管理棟の周りはお風呂、シャワー、炊事場、トイレ、バンガローがあります。
炊事場
炊事場は、管理棟、第一キャンプ場、第二キャンプ場、第一と第二の中間地点にあるキャンプサイトなど随所にあります。
トイレ
トイレも炊事場と同様に管理棟、第一キャンプ場、第二キャンプ場、第一と第二の中間地点にあるキャンプサイトなど随所にあります。
どのトイレもウォシュレット付きで快適です。
無料のシャワー
無料なのはありがたいですね!
第一キャンプ場
テントサイトはフリーサイト。GWなどの混雑期には線引きされて区画が出現するのかもしれませんが、普段の土日はフリーサイトです。
ブランコとベンチ
管理人さん手作りのブランコとベンチ。子供が多い日はブランコ待ちの列ができることも。
車が来ない場所に設置されているので、安心して遊ばせることができます。
バンガロー
管理棟の並び、第一キャンプ場にそれぞれバンガローがあります。畳数によって料金が異なります。
第二キャンプ場
管理棟からずーっとまっすぐ奥に進んだレモン畑の隣にあるのが第二キャンプ場です。管理棟からだいぶ離れているので、管理棟まで徒歩で移動するのは大変ですが、管理棟に特に用がなければ利用者も圧倒的に少なく、シャワー室もトイレも炊事場もあるのでかなり快適そうです。Twitterにていただいた情報によると「どんなときもWi-Fi」はあまり電波を拾わなかったようなので、注意が必要です。第一キャンプ場はどんなときもWi-Fi、バッチリ使えました。
動画でチェック!
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キャンプ場 基本情報
オーナーはみかん農家を経営されており、キャンプ場の管理にはお孫さんもお手伝いされています。
住所 | 〒295-0001 千葉県南房総市千倉町久保1494 |
電話 | 0470-44-0780 |
予約 | 電話のみ |
営業期間 | 通年 |
HP | http://www.awa.or.jp/home/nomiya/ |
チェックイン | 9時〜 |
チェックアウト | 14時 |
設備 | 管理棟、第一キャンプ場、第二キャンプ場、バンガロー、トイレ、炊事場、シャワー、お風呂、AC電源 |
料金 | 1泊1張3300円、バイク利用者1600円、バンガロー7000円〜10000円、施設管理料大人200円・子ども100円、シャワー無料 |
支払い | 現金のみ |
ペット | バンガロー含めOK |
ゴミ処理 | OK |
立ち寄り・買い出しに「房総の駅とみうら」がおすすめ
富浦ICを降りてすぐにあるので、買い出しにとっても便利!この房総の駅とみうらだけでなく、同じ敷地内に色々とお店があるのでおすすめです。
さいごに
炊事場は水のみ、トイレは場所によってちょっと遠いなど、決して今どきのきれいなキャンプ場とは違いますが、管理人さんは優しく、シャワーは無料だし、トイレはウォシュレット付きで暖かいし、みかん狩りができるし、家族みんなが不便なく楽しく過ごせる素敵なキャンプ場でした。
記事と併せて動画を見ていただくと完璧だと思いますので、動画(5分)もぜひ一緒にご覧ください!動画はこちら→https://youtu.be/PkJmcocjXxg
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